彼こそが癒されるべき人だった
今朝、いつものように
神棚のお供物をととのえている時
突然降りて来たメッセージ
『彼が癒されるべきだった』
ハッとした
2人目の子どもを亡くし
私のぜんぶが絶望でしかなかったとき
当時の夫を、どうしても理解できなかった
どうしてそんなに平気でいられるのか
どうして一緒に悲しんでくれないのか
あなたは悲しくないのか
けれど、それは
悲しむしかできない私のためであり
私に代わり幼い娘を愛するためであり
心配する互いの両親のためだった
彼は歯をくいしばり、心を砕き
独りで家族を守っていたんだ
彼にこそ、癒しが必要だった
彼こそが癒されるべき人だった
お供えをととのえながら
今さらそんなことに気づいた
神棚に手を合わせ感謝した
ずいぶんと時間がかかってしまったけれど
このことに気づけたことに
許せないまま諦めてしまったあの頃が
彼への感謝に変わったことに
ありがとうございます
どうか彼が、すでに癒されていますように
さらに多くの癒しの光が彼を包み
これからも彼が幸せでありますように
フリージアとスイートピーは
小さな棺に私の母が納めてくれた花。
それから十年以上、この花の香りがすると
胸がぎゅーっとなって、見るのも嫌だったのに
今では、この花を買うことができるようになった。
時ぐすり。