バングラデシュ・カレー
久しぶりに、バングラデシュ・カレーを作りました。
娘が保育園に通っていた頃、同じクラスにバングラデシュ人の男の子がいました。
ありがたいことに、クラスのお母さん方はみんなほんとうに仲が良くて、プライベートで遊びに行ったり、合宿にも行ったほど。(もちろん子連れ)
バングラデシュ人のママも、とても仲良しでした。
お母さんたちが集まって、バングラデシュの料理と日本の料理を教え合う機会が何度かあり、
このカレーはその時に教えていただいたものです。
だから正真正銘、バングラデシュの家庭料理。
彼女は英語しか話せなくて、私たちはほとんど英語が話せなかったけれど、
大らかに和気あいあいと、一緒に料理を作り、食べ、会話することを楽しみました。
以来ずっと(もう20年近くになる)カレーといえば、これ。
アレンジしたりしながら、作り続けています。
いわゆるカレールーを使わない、小麦粉を使わない、油もほとんど使わない。
すりおろした野菜のとろみ、甘み、自然のスパイスの香りと効能。
とても健康的で、元気になれる料理なのです。
今日は友達のリクエストで、彼女の家にお邪魔して、一緒に作ってランチでいただきました。
楽しくて楽しくて、時間が過ぎるのがあっという間。
お蔭様で、カレーは大好評。
彼女の旦那様にも大好評と、後ほど知らせてくれました。
合わせて作ったチャイも好評でしたよ。
よかった。嬉しい。
こうして、友達と一緒に料理する機会がたまにありますが、それはとても特別な時間です。
洗ったり、切ったり、炒めたり・・・手を動かしながら、
オープンハートで、いろいろな話ができる。
深い話も深刻にならないというか、笑いながら話してたりして。
カフェで話すのとは、何かが、かなり違います。
インドの家庭のキッチンは、女同士の情報交換の大切な場だと、本で読んだことがあります。
昔で言うところの井戸端会議みたいな感じでしょうか。
何がそうさせるんでしょうね。
今日カレーを一緒に作った彼女は、とてもセンスが良くて、ご自宅もとても素敵です。
特に私は、彼女の生ける花が好き。
とても自然で、さりげなく、でも存在感がちゃんとある。
こういう生け方ができるようになりたいなぁ。