假屋崎省吾さん
大好きな目黒雅叙園の百段階段。
今は 華道家 假屋崎省吾の世界〜千秋楽〜を開催中です。
(私の雅叙園ラブな記事はコチラ)
早速、素敵な友達と行ってきました。
今回で最後なので「千秋楽」です。
とても華やかな假屋崎さんの作品は、和の背景ともよく合うと感じていて、
百段階段の雅な宴会場とも、とても合っていたので、少し残念に思っています。
最終回の気合なのか、最近の作風なのか私にはわかりませんが、
昨年にも増して華美といいますか、彩色した枝や葉が目立つことが多く感じられたものの、
花の組み合わせや生け方は、まさに繊細で大胆。
豊かな感性が感じられて、私はとても好きです。
(華道ド素人の私の感じたことではありますが…)
見たことがないほどの大きなケイトウやダリアなど、お花も見事でした。
そうそう。
会場でこんなポスターを見つけましたよ。
ダリヤは大好きな花のひとつです。
(でも家で生けるのは難しい〜〜)
今年は行けないけれど、ぜひまた来年。
こちらは牡丹。
なんて素敵な景色でしょう・・・
以前、目黒雅叙園や新潟の展覧会でお会いした假屋崎さんは、
とにかく、ずーーっと動いていらっしゃいました。
どこかに落ち着いて座るなんてことはなく、常に会場に気を配り、どのスタッフよりもテキパキとあちらこちら縦横無尽に。
新潟の会場には見事な日本庭園があったのですが、前日の雨で外へ出られないとのことで残念に思っていたところ、
「もう乾いているんじゃないの?このお庭を見ないなんてもったいない!」
と、自ら庭の状態を見に行ってくださるほど!
そして、とても商売上手。
(褒めてます)
やはり、どのスタッフよりもずっと気を配り、会場内を動き、ご自身のブランドの商品を圧倒する語りで売っていらっしゃいました。
(褒めてますよ)
最初はびっくりしたけど、ぜんぜん嫌じゃなくて、むしろ感動したんです。
どの瞬間も、ご自分の事業を真剣にしていらっしゃるんだなぁと。
とても厳しく真面目な方だと感じました。
だから、私の印象は、
豊かな感性を持った、とても強くて真面目な商売人。
(めっちゃ褒めてるんですよ)
假屋崎さんは、独特のスタイルだけでなく、ちょっとオネエな(と言っていいのかな)個性も相まって、最近はメディアでも大活躍されていらっしゃいますが、
伝統やしきたりを重んじるであろう華道の世界で、オリジナルのスタイルや自身のキャラクターを確立するまでのご苦労は、相当なものだったのではないかしらと(勝手に)思うのです。
なによりも、
独自の世界を創り上げてゆく人が、私は大好きなのです。
華道家 假屋崎省吾の世界〜千秋楽〜は10月16日まで。
假屋崎さん、会場にいらっしゃるかも〜〜。